従業員の会社貢献度をアップするための社内ボランティア

2018年8月22日

コミュニケーション ビジネス 日記

会社内でのボランティア活動って何でしょう? 社内に設置されている植物への水あげや、共有スペースの掃除、細かな備品の整理整頓など、会社では雑用がたくさん存在すると思います。 庶務部署などがある会社であれば、を賄ってくれるかもしれませんが、なかなかそうした部門は整っていないですから、多くの会社が当番制などで業務として運用していると思います。 また、ルールかされていない会社では、社員のボランティア精神に任せられている場合も多いでしょう。

業務ボランティアの考え方

会社で売り上げに繋がらない業務はとにかく優先順位が低いと見なされがちなうえ、会社の役に立たない仕事として考えられがちです。 毎日一生懸命社内の掃除を頑張っている社員が、本業務がうまくいっていないと、上司から「他のことをしている暇があったら本業をがんばれ」と劇を飛ばされることはよく聞くセリフです。 明らかに掃除作業などをやるよりも本業をやった方がいいという価値観の表れです。 確かに、本業がおろそかになっているのに、他のことに時間を費やしているのは無駄に見えますが、実はこうした雑用の扱い方こそが会社の中の人の質そのものである事も理解しましょう。 とある会社がポリシーとしてトイレ掃除を毎日従業員に行わせていて、外の人がトイレを使った時に、非常に綺麗である事に感銘を受けるのだそうですが、重要なのは従業員の人がこうしたトイレ掃除をモチベーションをもって行なっているという点です。 「お客様が使うから」というモチベーションはもちろんですが、トイレを綺麗にしておくことが会社のポリシーという事をきちんと理解している為に、ここの従業員は、トイレの掃除を日課というよりも、自分事として作業をしているのだということが分かります。 業務としてボランティアを行わせると、多くの人が、イヤイヤ作業を行なったり、かったるい感を彷彿とさせながら作業を進める事も、なんども見たことがあります。 会社の上司に当たる人も、業務外の作業を新人研修として行わせたり、忙しくない人に割り当てたり、全員で当番制にしたりすることがありますが、 イケてる上司は、自ら作業を行い、それを見ていた部下が、代わりに自分がやるといって、自然に誰もが作業をする環境になる事もあるようです。 業務外活動がどのように行われているかを見るとその会社の人の本質が大体分かるかもしれませんね。 新たにお付き合いする会社をそうした点で見てみて会社の資質を判断するという判定方法もある意味有効なのかもしれません。

各種委員会

会社が成長してくると色々な委員会が立ち上がります。 上場会社であれば、コンプライアンス委員会、衛生管理委員会、といった法律で定められている委員会などは必須ですが、 IT会社の場合は、セキュリティ向上委員会や、会社や各種部門で立ち上げているブログ・サイトの更新における編集部だったりも、仕事というよりは、特定の人達のボランティア活動で成り立っていることが多いようです。 こうした委員会には会社側はどういう成果を求めるべきなのでしょうか? もちろん法的な委員会に関しては、きちんと議事録を録って、それを会社側に報告するという事が重要なのですが、多くの会社がおざなりな委員会になっているケースが多いようです。 全ての委員会に参加する社長の会社と、どの委員会にも社長が属さず、経営会議で報告を聞くのみの社長であれば、従業員から行為をもたれる社長はどちらなのかは誰が考えても明確ですが、参加しない理由が「忙しいから」という社長は、全くもって話にならないでしょうね。 会社側も業務である委員会は、お給料を支払っているのであるので、ちゃんと運用するべきなんでしょうね。 委員会とボランティア活動を同じレベルで考えられている会社こそ、従業員のボランティア精神が育たない環境と言えるかもしれません。

ボランティア活動をする人達

おそらくどこの会社でも、こうしたボランティア活動を行っている人達にはいくつかの共通点があることに気が付くとおもいます。
・面倒見の良い上役 ・やる気の満ち溢れた新人従業員 ・人事活動に近い作業を行っている人
僕の周辺ではこうした特徴があり、前職でも、この特徴は同じでした。 ボランティア活動は、会社を少しでも良くしたい人が仕事裏で活動をする事が多く、そこには前向きな姿勢がある場合が多いはずです。 全ての人でなくてもいいので、役職が上の人が、下の人に対して仕事を割り当てるだけの縦社会の会社ではなく、下の人が自ら動ける会社は、こうしたボランティア精神が大きく関わっている事が多いので、役職が上の人ほど、こうしたボランティア活動に関しての行動心理などを熟知しておかなければいけないでしょうね。

ボランティア活動の無い会社

社長も役員も含めて、ボランティア活動が一切ないという会社も存在します。 僕がとある会社で作業をさせてもらっていた時の事ですが、床に書類が散らばっていて、どう考えてもゴミにしかみえないので、捨てようとした時に、近くに座っていた人から、「ゴミ拾いしなくていいですよ」と言われ、 何故かと聞いて見ると「毎朝掃除担当の人を雇っているから掃除は全てそうした人に任せた方が効率が良い」とのことです。 ようするに、掃除する暇があったら、業務作業を進めた方が効率的ということなんですね。 また、「掃除する人の仕事がなくなるから」という風にも言っていたのを印象的に覚えています。 確かに会社としては、掃除する人、会社としての本業務を遂行する人と棲み分けてそれぞれに給料を支払っているという事なので、作業整理されているように聞こえますが、 人としての感覚が全く育たない環境にしてしまっている気がして残念で仕方がなかった事を思い出しました。 僕個人的には、ゴミが落ちていて誰かに拾って片付けてもらうよりも、すぐに自分で拾って身の回りを綺麗にしている人の方が、当たり前でちゃんとしている人として認識できるんですが、会社のルールでそれが許されなくなっているのは、なんともやるせない環境と思わざるを得ませんね。

人助けをする心理

人から言われる「ありがとう」は人間にとっての何よりの報酬である事を知っている人と知らない人の差は非常に大きいです。 報酬と聞くと、お金しか考えられない人生の半分以上損をしていると考えてしまいます。 自分が困った時に他人が助けてくれて、心の底から「ありがとう」を言った事がある人とない人で、こうした思考に差が出てくるのだと考えられますが、 人から言われた「ありがとう」をちゃんと受け止められるキャパシティも必要という事なんですね。 多くのストレスを抱えている人は、「逃げ場がない」という心理に陥りやすいですが、自分が困った時は周囲に助けを求めていいし、まわりに助けを求めている人がいれば、金銭無報酬で助けてあげるという心理を損得を考えずに持っている人が、普通であるべきなんですね。 最近では、そうした人が、奇特な人として考えられがちな世の中も少し寂しく思いますが、親が子供に対しての感覚に似ていると考えられるので、少子化が進む現代では、こうした思考がなくなりつつあるのかもしれませんね。 無償の感覚を育てる事で、仕事も私生活も全てうまくいくようになるのになあ・・・

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