
お風呂Kindleを2ヶ月続けて、3冊の書籍を読破する事ができました。
しかも、しっかりとほぼ全ページを熟読しての読破なので、読みこぼしなく、
なんなら、Kindleのマーキング機能や、ハイライト、タグなどを設置しているので、重要な文章を読み返す時に非常に便利に使えています。
今回の書籍紹介
そんなわけで、今回読んだのは、以下のプログラミング開発者向けの書籍。
「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方」
表題の通り、プログラミングコードの良い悪いを、サンプルコードや、著者の経験をもとに解説と、その改善策として紹介してくれています。
レビュー
★★★★☆
最近、この手の書籍を読むと、C#かJavaでのサンプルコードが多いのは、
世の中のビジネスプログラミングのニーズがそこに偏っているからなのはよくわかるが、
できれば、どっちかに統一するか、多彩な言語サンプルをまるっと掲載するかという風にしてもらえると、
読者ペルソナも広がるし、読んでる人の納得感も増すように思った。
あと、事例がビジネスドメインに沿った形で章毎に掲載されているんだけど、ゲームプログラミングとERPなどがごっちゃに組み合わされていて、
ここのストーリーに一貫性があるともっとプログラム内容理解がしやすいと感じた。
Kindleでプログラミングコードを読み進めるのはなかなかに厳しいという事も読者視点としてよく理解できた。
ページを跨いでの差分チェックや、マーカーの無い状態での、バリデーションチェックなどは、今現在のKindle端末では、結構ムズいのかもしれない。
いっそのこと画像の方がいいのかも・・・とも思ったけど、画面サイズに依存するので、スマホなどで見ることを考えると、どっちが良いかは答えが出ないな〜。
(作り手視点で少し考え込んでしまいました。)
この書籍で学べる事
コードの良し悪しについては、以下の点が頻度高く書かれていた。
・コード規約に伴う、関数や変数やクラスのネーミング
・そもそものアーキテクトや、ビジネスドメイン駆動についての設計
・コメントの書き方や書く内容についてという、ドキュメンティング
・組織開発における、仕様の決め方(多数決はやってはいけない)
ハイライトでマーキングしたものは、もっとたくさんありますが、
ドメイン駆動開発書籍で書かれていた内容とほぼ同じであることは否めない。
どのプログラミング書籍でも、この辺のレクチャーはお決まりごとになっているようだ。
だけど、プログラミング初心者がこの本を読んでもチンプンカンプンだと思うので、実際に仕事でプログラミングをやって、少しつまずいた人が読むと、学びが多いと思われる。
他の人が書いたプログラムでよく見かけるクラスの継承って、ドメイン駆動開発においては、やってはいけないレベルの悪業なんだそうです。
確かに、プログラムに何か問題があった時に、原因を探しにくくなるという理由で、継承は嫌われているというのもよくわかる。
仕事で使い倒している人がいたら、自身のコードを見直すきっかけにこの書籍を読むのもアリかもね。
あと、最終章に、たくさんの法則や心理効果などが書かれていて、そこはかなり参考になった。
単語だけ紹介すると、以下のような内容が詳しく書かれていてわかりやすかった。
・コンウェイの法則
・犯罪学の割れ窓理論
・アンカリング効果
・ジョシュアツリーの法則
・ランチェスターの法則
・クープマン目標値
あとがき
最終章に紹介されていた、
バグ退治RPG「バグハンター2 REBOOT」というゲームが非常に印象的だった。
インターネットブラウザで遊べる無料ゲームで、バグを退治していくRPGゲームなのだそうだ。
まだプレイしていないので、今作っているプログラミング学習ゲームの参考にもなりそうなので、遊んでみてゲームレビューしてみたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿