誰もがGmailを使っている中、まだまだ企業ではメールサーバーを構築するニーズはあるようです。
「GoogleAppsにすればええやん!」という人も多いと思いますが、5名1セットになっているGAppsは値段が高すぎるとして、ホームページとセットでサーバー構築してほしいという要望が、まあまああります。
Gmailを無料で登録すると、gmailドメインになってしまうので、どうしても企業ドメインでメールアドレスをゲットしたいと考えるのは世の常です。
会社を立ち上げた時にホームページを構築するのは、どうやら必須事項の時代なので、そうせならそのサーバーを使って安価にメールアドレスもゲットしたいと考える思考はわからないでもありません。
もちろん、サーバーを単体で運用する事で、サーバーダウンリスクは避けられませんし、メールサーバーがダウンする事は避けなければいけません。
とはいえ、立ち上げた直後の会社って、売上もなければ、こうしたコストをできるだけ減らしたいと考える事も理解できます。
という事で、ホームページ構築を依頼してくれた会社さんには、簡易にメールサーバー機能を追加設置してあげるようにしています。
すでにメールサーバーを2桁ぐらい構築してきたのですが、毎回色々な発見があるのがエンジニアリングの難しい所ということで、今回トラブって解決した内容をお伝えします。
Gmailのsmtpでエラー発生
普段自分が使っているノートパソコンのメールソフトで、正常に動作することが確認できた後で、Gmailで受け取れるようにセットしようと思った所、pop3のメール受信設定は問題なく登録できましたが、smtp設定でどうしてもエラーがでてしまうという事象が発生しました。
サーバーはpostfix+dovecotの今現在のオーソドックス環境ですが、postfixのmain.cf設定ファイルの登録が以下のようになっていないといけないようでした。
smtpd_sasl_security_options = noanonymous
↓
smtpd_sasl_security_options = noanonymous, noplaintext
この設定をするとgmailのsmtpで無事に認証することが可能になりました。
メデタシメデタシ!
ガラケー、キャリアスマホ、MVNOの現状
凄まじく普及しまくっているスマートフォンですが、まだまだガラケーを使っている人は僕の周辺に数多くいます。
これらのガラケーから離れられない人の大きな特徴として、スマートフォンに対する懸念点を挙げる人が多いですが、確かにパソコンさながらのスマートフォンは自分には難しすぎると考えている人がほとんどで、電話ができれば他の機能がいらないという思考の人がガラケーに止まっているようです。
そして、何より大きな間違いだと思ったのは、「ガラケーはスマホよりも値段が安い」と考えている人がほとんどでした。
MVNOが主流かしてきた今時では、すでにガラケーの方が月額費が高くなっている事実を知らないんですね。
そして実はもっと残念なのが、スマホを使っているのにMVNOを使えていない高額支出をしているタイプのユーザーです。
もちろん、値段は高いがキャリアを使うメリットはいくつかります。
スマートフォンなどの高額端末を2年契約で端末代値引きを行い、0円で取得できるというサービスや(これは月額費が高額なので、相殺されていると考えた方がいいんですが・・・)、難しいスマートフォンの操作を街中にたくさん存在する携帯ショップに行って相談することができるというモノ。
キャリアは高額ですが、リテラシが低い人が頼ることができるサービス提供と考えるのがいいでしょうね。
僕が残念だと思うのは、それでも携帯電話料金を安くしたいと考える人がどうしてもMVNOに移行できない理由がキャリアメールアドレスにあるという事に気がつきました。;
これまで友達とやりとりしてきたメールアドレスを変更することが基本的に難しいと考えているため、キャリアメールアドレスが使えなくなるMVNOには切り替えられないという事なんですね。
おおくのMVNOユーザーはどのようにしているかというとGmailアカウントに移行してスマホではGmailを使う、パソコンでもそのまま使えてクラウドサービスを存分に使えている状態になっています。
多くのMVNOサービスに切り替えたいけど切り替えられない人は、こうした事を「めんどくさい」という一言で片付けているのでそうした人は携帯キャリアの呪縛に縛られてしまうしかないでしょうね。
便利にGmailを使うには
今回Gmailにメールをインポートしたのには、かなり便利な利点があるので、うまくこうしたサービスを使いこなせていない人にはオススメしています。
※すでに使っている人は以下の記事は読まなくても大丈夫です。
1. Gmailの画面の「設定」-「アカウントとインポート」-「他のアカウントでメールを確認」の箇所に移動します。
2. ここに最大5つまで外部メールアドレスの登録ができます。
上記設定を他のフィアルや、自宅のプロバイダーメール、仕事メールなどを登録する事でGmailの受信箱だけで全てのメールを受け取る事もできます。
もっとも便利な点としては、smtpをセットするとそのメールアドレスとして送信もできてしまうという事です。
Gmailの機能として、それぞれのメールアドレスに署名設定ができて、仕事としても十分に利用することが可能です。
え?LINEが主流でメールはオワコン?
そう考えるあなたは一歩先を行ってますね。
素晴らしいです・・・
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