エンジニアの交渉思考性

2019年1月27日

学習 日記

フリーランスで技術職を行なっていると、次から次へと仕事の依頼が来る。 オモロイものもツマランものも、依頼してくる人達は本気だと言うことは間違いない。 オモロイかどうかは受け取り側の問題なので、ここはオモロさを見つけられるかどうかと言うレベルではある。 そして技術が出来る人は、本来自分でモノを作り出していくことが出来る発明家なのだが、依頼者の言いなりになる人と、依頼者をコントロールする人の2つにに分かれる傾向がある。 この2つのタイプにより、その後の交渉が大きく変わってしまうため、技術職の人は交渉思考性を持たなければならない。

交渉に失敗するパターン

仕事でも遊びでも、人から技術作業の依頼をされた時に、基本的にエンジニアはコミュニケーションがほぼ出来ない人が多い。 その場合、依頼者から言われるがままの作業依頼を受けがちだが、きっと作業を進めていくうちにストレスを抱えてしまうことになるでしょう。 例えば、知り合いからホームページを作って欲しいと言われた時に、友達なので安くしてもらうと言う交渉をして、ベストエフォートで恥じてめてしまうと、完了の見えない蟻地獄に陥るケースが多い。 これは、少なくてもお金を支払っている方は、「元を取らなきゃ」という心理が働き、時間が経つほどクオリティの高いものを望むようになる。 もともと、なあなあで始まった依頼だと、なんとなく追加する事に対して罪悪感が生じないため、結局エンジニアはかなりの領域をタダ働きする羽目になる。 これが会社内だとしたら、別部門の依頼者からの頼まれごとが、いつまでたっても終わらない、タスク管理の下手な人という評価になりかねない。 これは、頼んできている人が悪いのではなく、そういうゴールのない依頼を受けた側が悪いのである。 お互いに気持ちよく依頼を完了するために、何をゴールにするかを明確にする必要がある。 交渉とは、その事である。

フリーランスの交渉術

個人事業主であればどうだろう。 それぞれ自分でしっかりと、営業、交渉、価格設定をしているように思われるが、これも依頼者が、他社とのアイミツにより、低価格での依頼を余儀なくされるケースも少なくない。 もちろん、低価格でも、こなせるという確証があれば引き受けても構わないが、引き受けた後で、「やっぱり安すぎた」などとボヤいてはいけない。 フリーの人は、料金テーブルでしか動かないぐらいのしっかりとした思考が必要なのだ。 そして最も重要なのは、依頼する人に、安くて便利と思われたら、それこそカモにされる事間違いなしである。 自分の都合でしか話を進めないタイプの人は基本的に割り切っても繋がらない方が身のためである。 やはり、ここでも、相手のことを考えられる人と繋がっておくと、後々にいい方向性になる事が多い。

受託とパートナーの思考の違い

これは、僕の仕事の受けるスタンスですが、受託開発なのか、パートナー契約なのかを明確に区別するようにしています。 どうしても、技術がわからない人は、お願いする仕方もわからない人が多いのですが、ある程度基本的なことはレクチャーする事で理解してもらうとして、技術の作業を受託するのか、技術ブレーンとして、思考性を契約するのかを明確にします。 わかりやすくいうと、ホームページを作ってもらいたいと依頼を受けた時に、開発終了してから「SEOもやってもらえるんですよね」と言われるケースがある。 もちろん集客したいからホームページを作るのであって、SEOは重要な運用作業である。 しかし、そもそも、作る作業と、運用作業をまぜこぜに考えられてはいけないし、そもそも、SEOを専門でやっている会社の料金形態は半端なく高い。 少なくとも、安くてもいいので、初期開発と、運用部分は分けて考えなければいけないことを伝えてあげなければいけない。 無下に「やりません」と言ってもいいが、どういう作業で通常はどのくらいの費用がかかるのかを教えてあげよう。 そして、そうしたブレーンとしての技術脳ぐ会社として欲しいと契約するのがいいでしょう。 もちろん、あなたでなくても技術がわかる人がいるのであれば無理にそんな契約をしなくてもいいが、そもそも、分からないから依頼をされているのだとしたら、説明する必要はまあまああるでしょうね。 そして、もし仮に契約をしない場合に、技術のわからない人は、エンジニアを採用する必要が出てきます。 そうしたことすらわからない人も多いので、どちらかといえば大いにビジネスチャンスになるわけなんですね。 力量にあった安価な提案であれば、お互いに気持ちよく折り合うかもしれませんね。 こうした交渉ごとは、フリーでやっていると年間に何回かあるという事がよく分かりました。 大事ですね、交渉ごとは!

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