セキュリティ会社に勤めるエリオットが、ある時、謎のハッカー集団にスカウトされ、エリオットが仕事で保守をしている大手会社を崩壊するためにハッキングを行うことになる。
公式サイト
Wikipedia
評価
★★★★☆
ハッカーを題材としたストーリーは「マトリクス」を始めとして映画やドラマでも珍しくないのですが、このドラマの中で行われているコンピュータ技術は、かなり最近のWEBサーバーのリアリティが追求されていて、エンジニアが見てもまあまあ現実味があり楽しめる内容になってます。
序盤に、DDOS攻撃でメインサーバーをサブサーバーにフェイルオーバーさせるコマンドなどは、サーバーエンジニアが通常行なっている命令なので、こういった映画などの場合は、見たこともないOSと聞いたこともないコマンドで進められるんですが、このドラマのLinuxでのリアルな構成がとても面白く見ることができます。
ただし、エンジニアなりの楽しみなので、通常の人はそんなに気にしなくてもいいと思いますが・・・
ということでエンジニアの人にオススメしたい作品ですね。
不明点が解消される気持ちよさ
謎のハッカー集団が何故エリオットを勧誘したのか?という疑問が解消されないまま、シリーズの終盤にストーリーが急展開しますが、ここから色々な伏線が貼られていた疑問が、どんどん解消されます。
確かにアメリカのストーリー展開でよくある「夢オチ」のような間隔にもなりますが、意外と納得の行く結末と思える点もあり、見る人によって評価が別れそうだと実感しました。
僕のお気に入りのシーンは、かなり冒頭に大手企業にエンジニアとしての腕を買われて社長直々にスカウトされるんですが、その手前で、エリオットが自分の会社内で端末を操作している時にその社長が画面をみて「gnome」を使っているのに感心して自分は「KDE」だと言っているシーンが、サーバーエンジニアが初対面でよく行われる会話でもあり、このリアリティの追求が非常に面白さを引き立てていると実感した場面でした。
少し学んだ点
ハッカーというよりはストーカーとしてのエリオットが、相手の素性を調べる手段でSNSの投稿を通じて日々の行動、その人の癖や人間関係、日本ではまだまだですが、アメリカはSNSからこういったプライベート情報が取得されることを理解できた。
実際に、就職活動などしている学生などに対して、企業がTwitterなどで、会社の悪口を言っていないかとか、反政治的要素や宗教要素などを判断して、内定の判定素材にしている事も噂レベルで聞いたことがあるが、あながちこのドラマ内でやっている事と同じだろう。
エリオットが行なっていたハッキング行為で、パスワード解析が、このSNSを通じて、ワードを解析してパスワードを解明するという事は非常に確率の高い解析方法ではないかと思われる。
cast
エリオット・アルダーソン | ラミ・マレック |
Mr.Robot(ハッカーチームのリーダー) | クリスチャン・スレーター |
ダーリーン | カーリー・チャイキン |
アンジェラ・モス | ポーシャ・ダブルデイ |
タイレル・ウェリック | マルティン・ヴァルストロム |
予告
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