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[書籍レビュー] Webマーケティング超入門 プロモーション編

2025/12/28

レビュー

t f B! P L
eyecatch Webマーケティングのツール作成エンジニアとして、10年以上活動してきているんですが、体系的にWebマーケティングを学んだという経験はないので、本書を手に取って見ました。 また、Webマーケティングは、1年経てば新しい手法などがどんどん確立されているし、業種、業態、会社、組織によって、まるで感覚もやり方も違ってくることもあります。 そんな時は、本で学んで自分の糧にするをモットーなため、比較的ページ数が少なかった本書で学んでみました。

レビュー

★★★★☆
Webマーケティングの用語は、とにかく難しい英語の頭文字を並べた3文字〜4文字英字が大半です。 EFOやらCRMみたいなヤツですね。 これらの説明と、実際に自分の会社などでWebを使った売り上げ向上の施策でWebマーケティングを利用する時の種別解説がされています。 個人的には、いまだにメールマーケティングって有効なんだと改めてメールの底力を感じました。 また、CRMはツールの名前だと思っていたのが、Customers Relationship Managementの略で、顧客との関係性を築くマーケテイング手法だと言うことを、恥ずかしながらこの本を通して知ることができました。 セミナーなどで登壇するときに、恥ずかしい思いをしなくてよかったです。

この書籍で学べるポイント

この本の対象者

・Webマーケターを目指す人 ・Webマーケター1年未満の人 ・Webマーケティングを活用しようと考えている人 ・Webマーケティングを体系的に学び直したい人 ・異業種からWeb関連業界へ転職する人

Webマーケティングの主要な3フェーズ

1. Web集客 SEOや、SNSなどを活用する手法 2. Web接客 コンバージョンを向上させるための施策 3. リピート促進 顧客をロイヤルカスタマーに育成するためのCRM施策

知っておくべきユーザーの購買行動

AIDMA Attention(認知) : 知ってもらう Interest(興味) : 関心を持ってもらう Desire(欲求) : 欲しいと思ってもらう Memory(記憶) : 思い出してもらう Action(行動) : 購買してもらう

AISAS

Attention(認知) : 知ってもらう Interest(興味) : 関心を持ってもらう Search(検索) : 欲しいと思ってもらう Action(行動) : 購買してもらう Share(共有) : 共有してもらう ※インターネットが普及により、Shareが入ってきた。 SIPS Symphathize(共感) : 共感してもらう Identify(確認) : 確認してもらう Participate(参加) : 参加してもらう Share & Spread(共有&拡散) : 拡散してもらう ※SNSに特化した施策

集客する4つの方法

1. 広告を出稿する - 検索連動型広告 - 成果報酬型広告 - ディスプレイ広告 - ビデオ(動画)広告 - その他のインターネット広告 2. 検索結果で上位表示させる - SEO(検索エンジン最適化) - コンテンツSEO 3. SNSを活用する - SNSマーケティング 4. WebPRで認知・拡散させる - ニュースリリースの活用

ユーザビリティ改善のための分析方法

- ヒューリスティック分析 - 被験者によるユーザビリティテスト - フォーカス・グループ・インタビュー(FGI) - オンラインユーザビリティテスト

CRMの具体的手法

- Thank you メール - バースデーメール - キャンペーンメール - ステップメール - 休眠掘り起こしメール

CRMの分析方法

転換率 購買率などによってグループ分けして、任意のグループの率を向上(転換)させる施策 RF分析 Recency(最終購買日)、FはFrequency(購買頻度)の略。 購入頻度をランク分けして、それぞれに対しての施策を行う。 デシル分析 デシルはラテン語で10/1の意味。 購入率の高い上位グループに対してDMを送付するような施策を行う。 CTB分析 Category(カテゴリ)、Taste(デザインなどのテイスト)、Brand(ブランド)の頭文字。 3つの3つの指標に基づいて顧客を分析する方法。 CPM分析 Customer Portfolio Managementの略。 顧客をポートフォリオに合わせて10パターンに分類し、それぞれのグループに長期に施策を行う手法。 購入サイクル分析 顧客が次回購入までの期間を分析する方法。 セグメンテーション分析 年齢や性別など、顧客の属性や、趣味嗜好などを特徴にグループ分けして特性を把握する手法。 行動トレンド分析 属性ごとに分類された顧客の購買データを割り出して、販促に活用する手法。 クラスター分析 様々な異なる属性を持つユーザーを、同じような傾向(クラスター)グループに分類する手法。

あとがき

一通り、単語を覚えて、その内容を理解すれば、ある程度仕事にはつながるでしょう。 専門家にお願いするときに、こうした単語の羅列で、頭の中がパニックしてしまうのを防ぐことにもなるので、 Webを活用して、売上を上げたいと考えている非エンジニアや、IT苦手な人は、本書を一度でも読んでおくと、未来が明るくなるかもです。 Webマーケティングも、フタを開けてみれば、いわゆる行動心理学の塊なので、知ってみると面白い一面がある場合も多いです。 顧客の謎解き問題のような感覚になれば、まさにゲーミフィケーション的な楽しみ方もできるようになるでしょうね。

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