
先日、ビジネスマッチングアプリで知り合った方で「LP漫画を副業で始めた」と言う話を聞きました。
今後この「LP漫画」を本格的にビジネスとして立ち上げたいと考えているようで、色々と内容を聞いて、なかなか面白い内容だったので、自分形の考えをブログにまとめてみたいと思います。
LP漫画とは?
「LP漫画」を初めて単語として聞く人もいるかと思うので、簡単に説明しておきます。
LP(LandingPage)を漫画風にして、離脱を防ぎ、コンバージョンアップに務める手法
日本ならではの漫画を使って、企業のLPをより来訪者に見てもらいやすくすると言うのが狙いの手法なんですね。
確かに、漫画と言うジャンルは多くの人に好まれているし、そもそも「漫画マーケティング」という企業パンフレットやチラシを漫画にして、ポイ捨てされる前に、目を通してもらいやすくするというモノもすでに存在しているので、漫画における人目を引いて、内容を端的に伝えるというのは立証されている
認識心理ですよね。
LP漫画のメリット
LP漫画の強みは「ストーリーで読ませる力」です。
文字中心のLPでは伝えきれない“悩み→共感→解決”の流れを、自然に読み手へ刷り込めることができます。
特に、難しいサービス説明やメリット比較を漫画化すると、感情移入が起こりやすく、結果的に離脱率が下がる。
さらに面白いのは、LP漫画そのものが「広告素材」にも転用できてしまう点でしょう。
SNS広告のクリエイティブ、バナー、LP内の導線など、マルチに使える“資産”にもなります。
また、制作側にとっても魅力が大きい。「構成力・シナリオ力・デザイン力」などの
複数スキルが求められるため、単価が比較的高くなりやすく、副業として成り立ちやすい点も最近注目されています。
LP漫画のデメリット
作画コストが高く、短納期が難しいという点です。
クライアントの要望が細かいなど、工数とコミュニケーションの最適化が必要になるでしょう。
ただ、この課題は逆に“参入障壁”にもなるため、うまく仕組み化できれば強いビジネスになると思いますね。
実際、LP漫画を導入する企業は増えているが、まだ「漫画マーケティングというのをを理解し、効果的なシナリオを書ける人材」は多くないのが現状です。
ここに伸びしろがあるという風にも考えられますね。
自分なりに考えたLP漫画ビジネス
自分が話を聞いて感じたのは、LP漫画には「制作会社」よりも「プロデューサー型サービス」が向いているということです。
「構成・シナリオ・作画・改善」をワンストップで提供できると、企業側の負担を大きく減らせることができます。
そして何より、LP漫画は“読み手の感情を動かす設計”が最重要なんです。
絵の上手さよりも、
心理トリガーの理解、
読者目線の体験設計、
LPとしての導線設計が成果を分けるでしょう。
こうして見てみると、LP漫画は単なる漫画制作ではなく、「UX設計 × マーケティング × クリエイティブ」が融合した複合サービス。これは今後さらに伸びるジャンルだと思う。
本気でビジネス化するなら、作画よりもまず“シナリオと構成”のパターン化から始めるべきだと思いますね。
テンプレ化ができるとビジネススケールが一気に楽になるはずです。
あとがき
自分としては、このジャンルは「漫画で世界観を伝えたい企業」と「ストーリーで価値を届けたいクリエイター」の橋渡しができる、かなり未来のある領域だと感じました。
また、イラストレータとしては、多くの人に自分の作画を見てもらえる大きなチャンスにもつながるし、そこからの二次展開なども起こり得る時代でもあるので、
ビジネスとして考えるにはもってこいの素材だと改めて気がつきました。
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