知り合いの知り合いからホームページ制作依頼があった話

2024/10/03

Web制作 コミュニケーション 日記

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eyecatch 最近ホームページの問い合わせが止まりません。 営業をしないウチの会社にとっては、非常にありがたい話なんですが、あまり良くない面もあるので、 今回はダメ方向に陥らないようにするための思考を、まとめてこうと思ってブログを書いておきたいと思います。

営業をせずにホームページ制作が獲得できている理由

経営者交流会などで、「営業活動をどうしているか?」という質問を受けることがありますが、 ウチの会社は、全く一切さっぱり営業活動を行っていません。 ていうか、自分営業なんてできないですから・・・ 以前に名刺交換した方から、電話やチャットなどで連絡が来て、新しく会社を立ち上げるとか、新しいサービスを始めるなどの理由で、手早くホームページを作ってほしいという依頼が大半ですね。 中には、ホームページにとどまらないシステムや、Webアプリなどのサービスなどの依頼もありますが、もちろんどれも「なんか作って」依頼なんですが、すべて全く条件も違えば、共通点はほぼない状態なので、 工場生産的にこなしていくことが不可能なんですよ。

運用サポートで儲けようと考えるな!

会社を立ち上げた時に、このように問い合わせをいただいて、丁寧に対応することで、リピートや長期契約などに繋がると思ってやってきたんですが、 多くの会社が運用を獲得して固定収入を得ようとしている中、うちの会社ではほとんどの案件が運用に繋がることはありませんでした。 現在1社のみの年間運用契約です。 その会社はサーバーやドメインなども面倒をみさせてもらっている、非常に大事なクライアントさんなので、少し特別感もありますね。 でも、自分本当は運用なんてめんどくさい作業をやらされるだけなんで、やりたくないことに気がついて、基本的に運用はやらない方針に切り替えたという経緯もあるからですね。 なんにもやらないけど、更新があれば月に数回対応しますとか、案件が終了していない状態が延々続くのってホント個人的に耐えられないんですよね。

困っている人を優先に対応する精神

ちゃんとした会社さんのホームページ担当の人からの依頼は基本的に、他にもホームページ制作してくれる会社があるけど、今回は別で頼んでみたくなった・・・的な事を言う会社さんが多いです。 こういう会社は困っているわけではないので、適当に話を聞いて、どうせ見積もりを出したらコンペされてしまうので、超ハイクオリティ金額で提出するようにしています。(落としてくれと言わんばかりに) でも、お金もなく、ITにも詳しくない人からのご依頼は、親身になって相談に乗ってあげなければ、きっと別のホームページ制作会社と称した詐欺集団みたいなところに、食い物にされてしまう可能性があるので、 できる限り救済をしてあげるようにしています。 そんな事をやり続けていたら、「〇〇さんのホームページを作ったというお話を聞いたんですが・・・」という連絡が、何だか定期的に来るようになってしまいました。

ホームページは水物

いくつかの国立大学などのホームページを作らせてもらったり、会社立ち上げの時に作るホームページ、新しい商品のためのホームページ、コミュニティやサービス提供のためのホームページ・・・ どれもホームページ制作の案件なんですが、全てWebスクリプト(HTML,JS,CSS,PHPなど)でコーディングする事が共通しているだけで、 デザインも違えば中で使う文章も、構成も、ペルソナも、目的も全く別物なんですよ。 当たり前っちゃあ当たり前なんですが、エンジニアとしては、スクリプト部分に命をかけたいと思っていても、クライアントも見る人もデザインなどの見た目だけ、なんならおもしろいアニメーションやキャラクターしか評価してくれないんですよね。 これらを踏まえて、ホームページ制作は毎回新たなバトルの始まりのような感覚で望むようにしています。

お見積りの怪

どのクライアントさんにも共通している事がひとつあります。 それは、ホームページを作って欲しいと言われたあとで、必ず「いくらぐらいで作ってくれますか?」という質問です。 ホームページという製品があるかのような質問にいつも困らされています。 一戸建ての家を建てようと思うと、大体数千万円ぐらいの金額がかかると想像できますが、中には億単位の金額になる場合もあります。 でも、なんとなく、いくらぐらいになるか想像できますよね。 でも、ホームページって、数万円で作ったという話から、数百万円で作ったという話まで、2桁も違う状態が存在します。 とある起業の調査でホームページ制作費の相場表がネットで公開されていました。
ホームページ作成費用の相場を解説!相場早見表付き【2024年最新版】 参考 : PRONIアイミツ : ホームページ制作会社の費用を知る ようするに、ITを知らなければ知らないだけ金額は高くなるし、依頼する起業クオリティによっても金額は連動して高くなっていきます。 相場とは、平均ではなく、制作会社からの希望提示金額なのですが、この金額からオプションを追加してプラスしていくお見積りになるのが一般的ですね。 要するに、自分でITについて調べてホームページを0円で作ることも可能という事でもあります。

底辺起業からのご依頼

中小・零細企業というのが、会社組織での一番下のレベルの会社さんという印象がありますが、 実はその下に底辺企業という状態があり、これから会社を立ち上げようとしている人や、NPO法人という利益を求めない組織などがあります。 底辺と言って下に見ているわけではなく、ここでの底辺会社の定義は、「お金がまるで無い」と自分たちで言う組織さんの事です。 このセリフを言われてしまうと、普通にホームページの金額でお見積りするわけにはいかなくなります。 会社立ち上げの場合などは、ロゴ制作や、メール構築などのオプションも追加することが多いです。 なのに、見合う金額は通常の10分の1程度な金銭感覚です。 もちろん、相手の懐事情に見合わないお見積りをするわけにはいかないので、ちゃんと状況とお話を伺って、金額感の見合う制作ボリュームを提示します。 当たり前ですが、運用2関しては、本人たちができる状態にして、自分たちで行ってもらうことを前提にしますけどね。 無償でのお助けマンってなんだか正義のヒーローっぽい感じもしますが、そもそも何の思い入れもない初めて話をする人に対して、話を聞いてアドバイスをするだけでも、十分だと思うんですが、 現実を知ってさらにこちらが苦労を背負ってでも手助けをする理由探しがそこから始まる感じなんですね。

知り合いの知り合いは赤の他人

今回のブログの内容に戻りますが、先日とある会社のホームページを作ったのを、その会社の知り合いの方から話を聞いて連絡をしてきた方がいらっしゃいました。 NPO法人の方なのだそうで、やはり「お金がない」「ドメインもITの知識も無い」「何をすればいいかわからない」・・・こんな条件で平日の日中にいきなり電話が掛かってきました。 そもそも、ホームページのお問い合わせで、内容を送信しない時点で、ITリテラシのレベルがわかりますが、正直、「誰?」っていう感じで電話を受けてしまいました。 そうです、知り合いの知り合いは、本当に赤の他人なんですよ。 その共通の知り合いが、自分の身内や幼馴染ぐらいの人生のターニングポイントぐらいの人物だったらまだ感覚が違うかもしれませんが、 1回飲み会で一緒になって、ホームページを作ってほしいと頼まれて作った人の知り合いは、正直、駅ですれ違って気にもとめない程度の他人です。(口悪くてスミマセン) とりあえず、その人のことを深く知る必要があるので、電話ではなく、直接お会いするか、オンラインビデオ通話などでもいいので、顔を見ながらお話をさせていただき、 自分がお手伝いをするレベルの人なのか、単に安くホームページを作ってもらいたいだけの人なのかを見極めようと思っています。

あとがき

ホームページ制作って、良く考えたらすごいビジネスですよね。 自分で何でもできたら、ほぼ0円に近い金額で作れてしまうけど、 ビジネスで利用したいと考えて制作会社に作ってもらおうとしたら、新車の自動車を買うぐらいの金額になります。 そして、デジタル系商売のメリットとして、在庫も倉庫も不要で、パソコンひとつあれば、構築できてしまうという、めちゃくちゃ今どきっぽい仕事ができるビジネスなんです。 そりゃあ、誰もがそんな仕事やりたがりますよね。 でも、ITに精通していないと地獄のような思考トラウマに陥ってしまうので、甘く考えないようにしたほうがいいですよ。 というわけで、IT知識は日々勉強している人からすると、ホームページ制作はまさに夢のような仕事でもあるわけですよね。 個人的には、めんどくさい仕事だと思っているのは、ここだけの話。

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