学生時代に、数学の「微分積分は将来使う事など無い」と言って、軽んじていたのに、人工知能の勉強をすればするほど、高校生の時の授業全てが大事だった事に今更ながら気が付いた僕です。
そして、高校生当時、あれほど嫌だった勉強が、社会人を20年以上やった今更、「面白い」と感じるようになりました。
何故、学生時代に勉強に対してこうしたモチベーションが持てなかったのでしょう?
今ならよくわかります。それは、「分からない」というストレスを避けようとして、「覚える」というアドレナリンを感じることができなかったからです。
書店で買ってきた参考書とノートを机に並べると当時のそうした感情が蘇ります。
もし、勉強が苦手という人がいたら、好きになるきっかけになればと思い、今回のブログを書いてみました。
人生は勉強の連続
多くの偉人が「人生における勉強の意義」を名言で残しています。
ビートたけしなどは、ああした芸風にも関わらず、理数系の学部を卒業しており、かなり数学に長けている事もテレビ番組で疲労しています。
【人生を豊かにする】ビートたけし(北野武)の名言まとめ
勉強するから、何をしたいか分かる。
勉強しないから、何をしたいか分からない。
この考え方、非常によくわかりますね。じっくり考えるととても深い事も分かり、こうした思想を持てる事が重要なのかもしれません。
分からない事を知る
もし、あなたが仕事で分からない事ができたらまず何をしますか?
「何もしない。だって分からないから」と考える人は、このブログを読んでも何も刺さらないかもしれません。
その思考は何も生み出さない事を理解する事が第一歩です。
周囲の「詳しい人に聞けばいい」と考えた人は、物事を進める意欲は持っています。「自分で」という思考が加わればきっと勉強が楽しくなるでしょう。
「調べて解決する」と考えた人は、物事を吸収する事に対する抵抗などが無く、日々学習していけるタイプなのだと思われます。
人は分からない人があるのは当然なのですが、「誰かが教えてくれる」という受け身の姿勢の人が圧倒的に多く、こうした場合、人は分からない物事を覚えようとしません。
教えられた時に瞬間、学習をしますが、一晩寝たらすぐに忘れる程度の学習です。
きっと脳裏に「わからなければまた聞けばいい」という思考が定着してしまっているからです。
自分が分からない時に、根本的に分かるために何をすべきかを考えるとそれに対しての勉強する姿勢が体に備わります。
人生は、こうした姿勢をいかにたくさん身につけるかがその人のスキルになるのだと思えますね。
分からない自分に気がつくだけで、人は勉強するスタンスになれるという事です。
どうすれば学習能力を高められるのか?
学生時代に親から「ゲームしないで勉強しなさい」と言われ続けた人は、「勉強とゲーム(遊び)は別物」という思考が植えつけられてしまったのだと思いますが、遊びは最高の勉強モチベーションという考え方もあります。
苦手な勉強でモチベーションが上がらないし、集中力が上がらないという人は、「自分だけ」という風に劣等感を覚えがちですが、安心してください人間は大体においてそうです。
勉強ができる人というのは、「勉強で自分のモチベーションを上げられる事ができる」という人というぐらいの理解ができると、モチベーションさえ上げられれば、学習能力は高く維持できると考えてもいいという事です。
自分の好きな事であれば、それに対する探究心は誰しもが持てるし、侵食を忘れて作業や学習を行えます。
いかにして自分が苦手である事にモチベーションを上げられるかという課題が残りますが、以前書いた記事が参考になる人もいるかもしれません。
物事を極めたければ対象のジャンル以外の事を勉強する手もある
知れる事でやれる範囲が広がる
当たり前ですが、人は知らなかった事を知る事で、自分の行える範囲が拡大します。
何事も経験して物事を知る事が近道なのですが、勉強は経験しなくても物事を知る事ができる手段なのです。
学習するということは経験の疑似体験をする一面もあるかもしれませんね。
でも、「100時間の勉強よりも1回の経験」という言葉も色々な現場で聞く事がありますので、進んで経験する事が一番の学習方法なのかもしれません。
どちらにしても、経験するにせよ、学習するにせよ、行き着く先は同じで自らのスキルアップを目的にしている事に変わりない事に気がつくと、貪欲に学習し、進んで経験する姿勢があれば、どんどんやれる範囲の広いスキルを持った人になる事ができるでしょう。
え?勉強する気もないし、スキルも伸ばす気がない?そもそもやれる範囲を広げたくない???
あなたは、何故、この文章を読んだんでしょう?
もしかすると、本心は勉強したくて仕方がないのかもしれませんね。
0 件のコメント:
コメントを投稿