人工知能はSF映画だけの話と少し前まで思っていたのに、どこもかしこも「機械学習」です。
そしてどのセミナーに出ても、偉い大学の教授やら、優秀そうなエンジニアの方が出てきて、データ解析をしてモデルケースを作ってビジネスに当てはめています。
紹介の時に出てくる数式も未だにチンプンカンプンですね。
そんな状態もよくないので、少し理解した事を、書いてまとめておきたいと思います。
人工知能
人工知能という言葉は「AI」と約されますが、Artificial Intelligence(AI)の略です。
簡単に言うと、コンピュータで人の知能を実現するという事で、「2001年宇宙の旅」に出てくるHALや「ナイトライダー」のナイト2000が人工知能にあたるわけですが、コンピュータが人みたくなるってことですね。
詳しくは
https://www.ai-gakkai.or.jp/whatsai/
機械学習
機械学習は、英語でMachineLearning(ML)。
膨大なデータを反復して学習する事で結果を得るという事ですが、コンピュータが行うということで人が行うよりも膨大なデータ量を行うことができるという点と、繰り返し半永久的に反復ができるという事がコンピュータの行うメリットなのでしょう。
そうは言っても、人間の脳みそって、かなりの処理能力を持っている優れた装置って知ってました?
コンピュータ技術が人の脳みそを再現できるのはあと50年はかかるって言われていたのに、ムーアの法則のような一定量の進歩ではなく、反比例的な進歩により、人の脳みそを越す技術が現れたという事なんですね。
簡単にいうと「クラウド技術」がそれにあたるんですが、1台のコンピュータでは人の脳みそにはまだまだ追いつけないんですが、100台、1000台、10000台という風に、足りない分は増やせばいいというスケーリングの考え方ができる事で、能力をコントロールできるという事なんですね。
それを考えた人の脳みそ恐るべし!!
詳しくは
https://ja.wikipedia.org/wiki/機械学習
深層学習
一番分かりにくかったのが深層学習だったんですが、いわゆるDeepLearning(DL)と言ったほうがよく聞く単語なのですが、人間の脳みその構造であるニューラルネットワーク(NeuralNetworl:NN)という施工構造のアルゴリズムの事のようです。
通常コンピュータで処理を行う時、1つの実行する処理を1層(レイヤー)とすると、その結果を元に次の処理を行い、何層も行なった結果を求める構造アルゴリズムの事をディープラーニングとなるそうです。
詳しくは
http://stonewashersjournal.com/2015/03/05/deeplearning1/
AIとMLとDLとNNの関係
僕の理解では以下のような階層構造なのだと思います。
ArtificalIntelligence
┗ MachineLearning
┗ DeepLearning
┗ NeuralNetwork
ニューラルネットワークがレイヤーとして積み上がってディープラーニングとなり、それらのデータを機械学習して、人工知能が作られる・・・
合ってるのかな?
https://blogs.nvidia.co.jp/2016/08/09/whats-difference-artificial-intelligence-machine-learning-deep-learning-ai/
このサイトに分かりやすく図が書いてありますが、何となく合っているようですね。
今後、OSSなどを使って実演して理解を深めていくことにしよう。
未来の技術は知らなきゃ損ではなく知らなきゃ危険
とあるセミナーに参加した時に「AIがよく理解されていないので人がAIに使われている状態をよく見るが、AIを使いこなして便利な世の中にしよう」と言われていて、意味がわからなかったが、職場のエンジニアが「AIについて教えてください」と言ってきて、何でAIの勉強をしたがっているのか聞いてみたら、AIについてのNETの記事やテレビの特集などを見た時に、こうした技術を今知っておかないと5年後にエンジニアとしての技術力が不安になる・・・と言っていました。
こうした考えを聞いて、僕の中でひとつのデジャブを体験した気分だった。
それは、1985年ぐらいの時に、今現在45歳ぐらいの人たちが、MSXやらMZやらのマイコンと呼ばれていた端末にBASIC言語を打ち込んで一生懸命ゲームを作っていた人たちが、「こうしたパソコン機器を使えるようになっていないと将来仕事ができなくなる」と言っていたのを思い出した。
この将来この技術が世の中で当たり前になるという危機感が当たっていたことを考えるとAIという技術も恐らく10年後ぐらいに、当たり前の技術になっているんだろうと思います。
10年後にこのブログを読んで「予言した」と言ってみたいと思います。
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