いつも何かに虐げられているような弱い人の味方、ユゲタです。
今回のブログは、ほぼ愚痴レベルの内容なので、気分を害される人もいるかもしれません。
愚痴ブログを読みたくないという人は、読まずに離脱してくださいませ。
先日、「知財セミナー」に参加してきたのですが、商品開発から特許、商標といった、比較的興味深いテーマという事でもあり、期待度は高めだったのですが、結論から言うと、3時間半ほどのセミナーに対して、「無駄な時間を費やした」という結論の評価で終わりました。
そもそも、このセミナーは、参加人数が想定に達しておらず、運営側から頼まれて参加をしたのがきっかけだったのですが、セミナーの何が駄目だったのかと言うと、テーマは魅力的なのだが、講師の実力不足が非常に足を引っ張って、何も得ることのないセミナーとなってしまったいました。
セミナー内容の紹介
今回参加したセミナーは、「知財講座」が主テーマで「商標」についての説明を知財コーディネータの方が30分、「商品開発における商標ネーミング」という課題で2時間の講座でした。
知財は、「特許、商標、意匠・・・」他にもいくつかあるようですが、この3つを抑えておけば裁判沙汰になることも、自分の会社の商品を守ることもできるため、きちんと知識をつけておく必要があります。
その中の商標は、商品の名前を登録しておくことで、似たような名前や紛らわしい名前など、中には全く同じ名前で別の商品を販売されることで、商売を横取りされるような事象を回避する事を目的にしているのですが、
登録に関する細かなルールや、分類コードなどについて、知識のない人にとっては少し難しいと思える事もあり、特許庁のホームページで検索することである程度の知識が得られるという事もこの講義内容でした。
・・・が、今ではググるだけで特許情報などは誰でも簡単に探せるということもあり、
j-PlatPat(特許庁の知財検索サイト)で申請内容を閲覧できるというのも、実演ワークで行い、このセミナーでの唯一参考になったという点でもありました。
後半のネーミング講義は、商標というよりも、商品開発において、どういうネーミングでどのような商品が発売されているかの紹介と、実際に自分で商品開発をする際に行うポジショニングマップを作ってみるというグループワークを行うセミナーでした。
セミナーの感想
まず基本的にこのセミナーの構成として、前半が30分、後半が2時間というアンバランスな時間配分がイケていません。
内容が面白いのであれば、さほどしんどくはないのですが、後半の講師が2時間の講義を1テーマで行うって、時間内容を会場で知った時にまず驚愕してしまいました。
ただ、講義冒頭に、グループワークを行うという事を言っていたので、前半講義で、後半ワークなのだと思っていたのですが、セミナーが終わってみると、グループワークにかけた時間はわずか15分程度でした。
そうです、この講師の話が以上に無駄が多く、長いというのが、参加していて非常に苦痛なセミナーであったという事なのですね。
これはいけません。参加している誰もが冒頭10分で睡魔と戦っていたのは身を持って体験したのでよくわかりますが、その中1時間半以上も話し続ける講師の視野の狭さ・・・
この時点でこの講義全体が、拷問に近い行為だということを、登壇者本人が気が付かなければ駄目でしょうね。
でも、この時点で気が付けないから、この講師は成長しきれずにこれまで来たのだということも踏まえて、アンケートで指摘してあげることにしました。
次にこの講師の人の無駄話の多さ、脱線の激しさが、おそらく時間の三分の一ぐらいは締めていたと終わってみて気が付きました。
登壇はじめに、アイスブレイクとして行う、ジョークレベルの余談は、笑って許せるのですが、
講義全体で、「そう言えば・・・」とか「この間・・・」とかのように、脱線して話し始めて、そっちの話に夢中になってしまう講師であった場合、間違いなく時間計算などされていない講義になってしまいます。
受講している側としては、ゴールの見えない話に付き合わされている感覚で、学習出来る脳から、雑談している脳にツイッチされてしまい、講義を聞いているスタイルではなくなってしまうんですよね。
確かにその雑談が面白く引き込まれる話し方であれば、ある程度は聞いていられるんですが、オヤジギャグでしてやったり顔をする連続であった場合、愛想笑いすらする気力を奪われてしまいます。
セミナーにダメ出し
そして、このセミナーで、
もっともイケていなかったポイントとしては、
最後に行ったグループワークで、色々な販売されている商品をポジショニングマップを作ってグループで話し合ってマッピングして行くという内容でした。
ポジショニングマップの縦軸横軸の項目が全く的を得ておらず、受講者のみんなが困惑している中、
最後に講師の人が言い放った、
「ポジショニングマップの軸の内容が合っていない事に気がついてもらえることがこのワークの目的でした・・・」
と言った時の、受講者の凍りついた顔を写メしておきたかったぐらいです。
セミナー終了間際に質問タイムがあったのですが、参加者の何人かは、色々な質問をされていたのですが、
この講師の人がどの質問にたいしても、的確な返答をしておらず、「事業内容に応じて考えましょう」という返答をしているのを聞いた時に、まるでこのセミナー参加意義が無かったという事を悟ってしまいました・・・orz
セミナー登壇者についての個人的思考
今回のセミナーに参加した直後に「時間を無駄にした!!!」と苛立っていたのですが、どうせならこのムダを有意義に変えたほうが良いに決まっているので、この駄目セミナーで得られた事を考えてみました。
まず、自分がセミナーの講師になった際に、やってはいけない内容は、
1. 講義内容の時間配分のリストアップとその徹底
2. 無駄に受講者に手を挙げさせるようなライブ感を出さない
3. 講義内容で受講者のお土産になる内容が盛り込まれているかのクオリティ
時間配分のリストアップは、受講者にとっても、ゴールの目安となる指標になるため、セミナー内でのポイントを事前に確認できる良い指標になる事がわかります。
ライブ感というのは、この講師がプレゼンスライドが切り替わる毎に、「考えたことがある人は?手を上げて」と、無駄な挙手を強制しているのが、参加している人からすれば、的を得ていない内容と、クイズを出されて、ハズレを指摘させられて、放置プレイの後、登壇者の間違っているとも思える持論を聞かされるという振る舞いに、始終イライラしてしまうという体験をしたので、改めてこの手法は多用すべきでないという気付きをさせてくれました。
お土産になるクオリティというのは、講義を終わった跡、何かしら身になった事があるかどうかという点で、これが無いセミナーに参加した時は、間違いなく「おもろないセミナー」と感じることは間違いありません。
とはいえ、自分もこれまでこのようなセミナーをやったことが無いわけではなく、こうして、他人の講義を聞いて、改めて自分を見直すことができる場であったという気付きの体験というセミナーが、唯一得られた内容だったのかもしれません。
正直このブログの記事ネタにもさせてもらったので、収穫はあったと考えるべきかもしれませんね。
さて、次はどんなセミナーに行こうかな???
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