[PHP] 連想配列のソートで便利に使える"array_multisort"

2018/11/10

PHP テクノロジー プログラミング

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自宅にAmazonから注文していたダンボールがいくつか届いて並べていると、どうしても頭の中が配列のイメージになってきます。 プログラム教育の時に配列を箱を書いて説明するアレですね。 プログラムを上達させようとする時に、配列を極めなければいけません。 データ管理は、ライブラリやSQLなどのデータベースに任せておけばいい・・・なんていう甘っちょろい考えをしている人は、確実に上達できません。 そもそも、データベースから取得したデータの扱いこそがプログラムの真骨頂なんですからね。 そんな配列にも、多重配列、連想配列、多重連想配列、などなど、より複雑な形式になった時のソート操作を行う必要があり、"array_multisort"を使ってみて、便利に使えることが分かったので、理解した内容をブログに記載しておきます。 ただしこのやり方はPHPのみに限られてしまうので、他の言語においてはまたベット調査することにしましょう。

PHP配列のソートの基本

PHPは配列のソートを行うのにたくさんの関数が用意されています。 http://php.net/manual/ja/array.sorting.php
sort() , rsort() , asort , arsort() , ksort() , krsort() , usort() , uasort() , uksort() , natsort() , natcasesort() , array_multisort() , shuffle()
なんと13種類もあるんですね。 通常の1階層配列であれば、sort()とrsort()の2つが使えれば何の問題もないのですが、連想配列で多重配列などの場合には、これだけでは難しいですね。 もちろん、便利関数を使わずに、自分でアルゴリズムを書き込む方法もありますが、せっかくある便利関数を覚えて効率化するのも悪くはありません。 アルゴリズム構築は時間がある余暇でやることにしましょう。仕事では効率一番・・・

array_multisortの使い方

以下のような配列がある場合にいくつかのソートをしたい場合があります。 Array ( [0] => Array ( [name] => orange [price] => 400 [buyDay] => 2018-11-02 ) [1] => Array ( [name] => apple [price] => 200 [buyDay] => 2018-11-01 ) [2] => Array ( [name] => banana [price] => 300 [buyDay] => 2018-11-03 ) ) 家計簿のデータのサンプルですが、フルーツを購入した記録データを見立ててます。 これを表示する時に、購入日順にする場合と、料金の高い順にする場合、名前の文字列順にするパターンと、様々なソート方法が想像できます。 とりあえず、すべてやってみると以下のような感じです。 <?php $data = array( array( "name" => "orange", "price" => 400, "buyDay" => "2018-11-02" ), array( "name" => "apple", "price" => 200, "buyDay" => "2018-11-01" ), array( "name" => "banana", "price" => 300, "buyDay" => "2018-11-03" ) ); print_r($data); // 名前順 $names = array(); foreach($data as $key => $value){ array_push($names , $value["name"]); } array_multisort($names , SORT_ASC , $data); print_r($data); // 値段順 $prices = array(); foreach($data as $key => $value){ array_push($prices , $value["price"]); } array_multisort($prices , SORT_ASC , $data); print_r($data); // 購入日順 $buyDay = array(); foreach($data as $key => $value){ array_push($buyDay , $value["buyDay"]); } array_multisort($buyDay , SORT_ASC , $data); print_r($data);

実行結果

名前順

Array ( [0] => Array ( [name] => apple [price] => 200 [buyDay] => 2018-11-01 ) [1] => Array ( [name] => banana [price] => 300 [buyDay] => 2018-11-03 ) [2] => Array ( [name] => orange [price] => 400 [buyDay] => 2018-11-02 ) )

値段順

Array ( [0] => Array ( [name] => apple [price] => 200 [buyDay] => 2018-11-01 ) [1] => Array ( [name] => banana [price] => 300 [buyDay] => 2018-11-03 ) [2] => Array ( [name] => orange [price] => 400 [buyDay] => 2018-11-02 ) )

購入日順

Array ( [0] => Array ( [name] => apple [price] => 200 [buyDay] => 2018-11-01 ) [1] => Array ( [name] => orange [price] => 400 [buyDay] => 2018-11-02 ) [2] => Array ( [name] => banana [price] => 300 [buyDay] => 2018-11-03 ) ) array_multisortの"SORT_ASC"の部分は、昇順ソートをする命令になっていて、"SORT_ASC"とすると降順ソートすることができます。 SQLから取得したデータを並び替えする時に非常に便利に使えそうですね。 配列操作を鍛えると、データ管理能力がどんどんアップするので、より複雑なデータ管理ができるように日々勉強しなければいけませんね。

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