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人は過去があるから今現在が形成されていると良く言われるけれど、消し去りたい過去は誰にでも持っているハズだ。
過去にやっちまった失敗や、仲良しだった人とのちょっとしたすれ違いや衝突。
「あの時にああしていれば、今後悔していないのに・・・」とか「あの一言を言わなければ・・・」という事を引きずっているという人、思い出すとなんだかお腹の下の方がムズムズしてきませんか?
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もちろん、それを他人が聞けば「大した事ない」と言われる事も多いのだが、本人にとっては、人生における最大の問題点である事も良く分かる。
はたして、本当に過去の失敗は忘れ去ることができるのか?、人が気にする必要が無いのか?、もしも過去に戻って変えられるとしたらどのようにしたいのか?
結構人生における真剣な問題として妄想してみたけど、これを考えるだけで人生一歩も二歩も進めることが良くわかったので、オレオレ思考をブログに書き綴っておきます。
過去に戻って修正できると何が起こるのか?
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誰もが修正したい過去をあげるとしたら、それは、自分のやっちまった大失敗でしょう。
「あの時、あんな事をしなければ・・・」「あの時、ああしていれば・・・」真逆に思えるこうした後悔は、どう考えても「後出しジャンケン」でしかありません。
だって、将来こんなに後悔する事をその時に考えられていたら、そんな失敗しないからですね。
僕は個人的に、過去に戻れるとしたら、学生時代の卒業記念として同級生たちと行った遊園地で、財布をテーブルに置きっ放しにして、気がついたらもはや跡形もなくなっている・・・orz
・・・というやっちまったを、過去に戻って自分に、「忘れてるぞ」と言ってあげたい。
財布を無くした時に人は非常に無気力になり、自分の至らなさから自分を責める思考になってかなり情緒不安定になってしまいます。
そんな中、財布を無くした人は、免許証の再発行をしたり、銀行やクレジットカードの停止、色々なカードに対する再発行などの手続きで数日追われてしまいます。
今思い出しても、ゾッとするような、お化けを見るよりも怖い体験です。
※実際に見たことはありませんが・・・
そしてそんな過去の自分に耳打ちできたとしたら、きっと今の自分はここには無いのかも・・・という思考も生まれてきました。
それは、財布を無くしたから、当時行なっていたアルバイトをもっと高額な報酬が得られるアルバイトに切り替え、
そのアルバイトをやったから、今の嫁と出会い、子供が生まれ、
その先に嫁と結婚したからフリーターだった僕がちゃんと就職をして・・・
社会人になれたから、今は独立をして会社経営ができている・・・
なんという因果関係でしょう。
これらの流れが全く変わった未来になってしまいます。
まるでバック・トゥ・ザ・フューチャーのようなこんなタイムスリップを頭の中で妄想してしまいます。
もちろん、今よりもいい未来になっている可能性もあるけど、今の自分に満足していなければ、それもアリかもしれませんが、人は見えない幸せよりも、今ある幸せの方が大事に考える心理要素があるので、やはりここは、過去を変えるという発想がよくない未来を招いてしまいかねないと考え始めてしまいました。
約束された未来がある場合はどうだろう?
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これまでの考えは、過去を変えてしまった後の未来が予想できない場合だが、未来がある程度予想される場合はどうだろうか?
例えば、選択肢が2つあった時に、片方を選んで失敗してしまった場合、もう片方が成功だった場合。
こういう時は、一か八か成功パターンに変えてその未来も順調になってもらいたいという期待を込めたいのが人の性でもあるでしょう。
もちろん、細かないい事悪い事の全てをいい方向にできる訳ではないので、過去を変えて、今時点の自分がより良くなっている事が成功であるとするのが大前提です。
もちろん、やってみないことには答えはありません。
しかし、ここは妄想を趣味とする僕としては、過去の失敗から選択する全てをいい方向の選択をしたと仮定したらどうでしょう。
そんな人生、メッチャ素敵じゃありません?だって失敗しないんですよ?
あれ?でも、失敗しないから、その後1度でも失敗したら、耐性が無くて、めっちゃ落ち込んで立ち直れない体になりそう・・・
妄想はその先の悪い事を考えてはいけないという法則を忘れていました。
自分の気分のいいところだけを考える妄想がホンモノの妄想です。
そして、今時点の科学技術では過去は変えられないので、不幸な未来を想像するなんてナンセンスでしょう。
夢見ることはタダです。
幸せな自分をイメージして日々気分良く生きて行ければそれでヨシ。
そなんな気分になると、過去の失敗もなんとなく可愛く思えてきませんか?
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