キャッシュデポジットサービスをするビジネススキームのトリック

2025/04/19

ビジネス

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eyecatch 毎日色々なことを勉強しても、世の中には知らないことがいっぱいあって、どんどん吸収したい欲が増していきます。 最近は、Youtubeで色々な税理士さんが会計にまつわるビジネスの話や、決算資料などについての解説を見て、 改めて税理も含め会社の財務やらお金周りの勉強が面白くなってきています。 そんな中、スターバックスのスタバカードについてのビジネススキームがエゲツないという話を聞いて面白かったので、 それ系のサービスについて少し考えてみたら、なかなか面白いビジネスモデルだったという事をブログに書いておきたいと思います。

スターバックスカードについて

スターバックスカードのホームページ 友達の誕生日や、何かのお祝いの際に、ちょっとしたギフトとして渡すと何かと喜んでもらえるカードです。 カードは最初から金額が入っていますが、後からそこに入金してデポジットしておくことができる、いわゆるキャッシュカードなのです。 カード特典でスタバポイントが着いたり、いろいろなサービスが受けられるため、毎日スターバックスを利用する人には必須アイテムと言ってもいいかもしれませんね。 財布を守らずにフラっとスタバに言って、コーヒーを優雅に飲めるという何とも今時のスタイリッシュなカードですよね。

デポジットサービスの裏の狙い

お金をデポジットするだけじゃなっくて、ポイントなどもお金を同じように使えるカードサービスを展開している企業っていっぱいあります。 家電量販店やら、おしゃれな雑貨店、流行を先取りしてくれるファッションアパレル店舗など、 財布の中がいろんな店舗のカードでいっぱいになっている人も多いことでしょう。 実はこうしたお金がわりのカードって、会計上はお金と同じ扱いをするんですね。 1000ポイントを1000円として使えるカードは、1000円の価値のあるものなので、いわゆる金券なのです。 お金ということは、それは貨幣流通するソレと同じなわけで、それを扱っている会社は会計処理を行う必要もあるわけなんですよね。 そして、仮に1000円の金券をお客さんが買ってくれたら、ショップではそれをお金として扱うため、現金のやり取りが少なくてそれはそれは便利なやり取りができるようになります。(お互いに) でも、こうしたキャッシュのカードって、有効期限があるケースが多くないですか? 「最終購入日から1年が経過すると、ポイントが失効します」とか「3ヶ月以内に使ってください」みたいな注意書きがちっちゃく書かれていることがあるんです。

スターバックスカードの有効期限について

スタバカードは、「有効期限は無い」と書かれていますが、ホームページのQ&Aに以下のような回答がされています。
有効期限はございません。 ただし平成24年6月5日以前に3年間ご利用(入金・残高照会・カードによる商品購入及び発行時の入金を指します。)がなかったカードは無効となり、ご利用いただけません。 無効となったカードは、ホームページで残高照会を行うと「スターバックス カードの有効期限が過ぎています。(コード:05)」と表示されます。 参照 : https://starbucks-japan.my.site.com/s/a/2310
おそらくシステムのバージョンが切り替わったとうの要因で、古いデータを切り捨てたのではないかと推測できます。

忘れたお金はボロ儲け

こうしたカードは、財布かわりになることを目的としているため、お釣りを出すこともなければ、両替をすることなどもありません。 ようするに、金券だけど、お金とのトランスレートができないんですね。 ということは、残高ピッタリの利用をしない限り、少なからず永遠に残高が残ってしまうハズです。 そして、その残高は、もう使わなくなったり、忘れ去られたりすることも多く、少額であっても、ユーザー数を考えると、その企業にとっては、チリツモ的な金額が売り上げとして残ることになるんですよね。 要するに、コーヒーを一杯売ってナンボという商売から、 マネーゲームができてしまうビジネススキームに転換できてしまうんですよ。 いや〜、奥が深そうで、ボロい商売ですわ・・・

ユーザーに忘れさせたら勝ちスキーム

ガラケー時代のモバイル事情といえば、 月額300円のアプリ(だいたいがゲームでしたが)をいかに購入させて、それを忘れさせるかがキーポイントでした。 言い方が悪いかもしれませんが、とある会社では、いまだにガラケー時代の300円を収め続けているユーザーが大量にいて、 サービスを止められない(止めると月額課金が止まるので)と、喜んで話しているのを聞いて、 なんて、ユーザーアンライクな商売をしているんだと、呆れ果てたことがあります。 金券カード(ポイント)系を商売にしている会社も少なからずこうした思考をもっているかもしれないと考えると、 この忘却ビジネスって、なんかタチが悪い商売だな〜と思ってしまったのは、自分だけ?

あとがき

数年前に、ポイントやスタンプなどのお店カードを一層して、財布がスッキリしたんですが、 それ依頼、お店で買い物をした時に、「ポイントカード作りますか?」と言われた時に、会員カードじゃ無い限り、「いりません」とお断りするようにしました。 お店の人は、お得なのでという親切心で言ってくれているのはわかるのですが、 そのご財布の中でゴミになることがわかっているので、こちらとしても断ることが親切だと自分に言い聞かせています。 世の中には、複数の店舗などのお得情報を寝る間も惜しんで溜め込んでいるカリスマ主婦や、ケチケチ芸能人などがもてはやされている傾向もありますが、 そういう人を見るたびに「目を覚ませ!」と言ってあげたくなります。(言わんけど) まあ、そうしたサービスを提供していることが悪いことではなく、立派なビジネス戦略であることもよく理解しています。 消費者は、自分のメリットのあることを選択し続ければいいし、そうしたことがめんどくさい人は、サービスをうけなければいいだけなんですよね。 面白がって、裏事情のビジネススキームを勉強してみることで、色々な事情が見えてきて、それはそれで学習に繋がっておもしろいモンだな・・・と思った今日のブログでした。

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