
「UIって何?」
と聞かれたら、ちゃんと答えられる人って、どのくらいいるんでしょうか?
デザインのこと?
見た目をよくすること?
使い勝手がいいこと?
UserInterface の略であるということは、何となく、誰でも知っていると思います。
でも、そこから先の、
実際にどういう事なのか?
何が良くて、何が悪いのか?
と言う事に明確に答えたいと思った人は、この本を読んでみるといいでしょう。
レビュー
★★★☆☆
無難な点数ですが、「凄くいい」というほどでも無いが、読んだだけの知識は身につくし、
初心者レベルの人は、読むとためになる本でもあると言うことがわかりました。
そして、「デザイン」という言葉には、様々な意味で使われることが多いのです。
UIもデザインだし、設計も、概念すらもデザインと表現されます。
ハードウェアもソフトウェアもデザインするということから、
デザインという言葉の幅広さはよくわかると思います。
この書籍では、ソフトウェア設計におけるUIデザインを主体にかかれています。
もう少し幅広く書かれている箇所もありましたが、自分は、この目的として読んでみました。
この書籍で学べるポイント
UIとは何?
使いやすいソフトウェアというのは、「いいデザイン」と表現されます。
いいデザインというのは、「説明が少なくても、目的に達しやすい」という特徴があります。
これは、設計者が内部の情報をできるだけ隠して、システム部分というよりも、「目的に到達するためにいかにわかりやすく設計するか」という思考で作られたUIであることが多いようです。
ソフトウェアを扱うためには、必ずUIが必要です。
アプリ、OS、ファームウェア、ライブラリ、ミドルウェア・・・
色々なシステムがソフトウェアとして提供されていますが、全て何かしらのUIに依存しているはずです。
そもそも
UIは、システムとユーザーを繋ぐ架け橋のようなものです。
見た目でわかりやすくした、OSのデスクトップのことを、
GUT(Gurafical User Intaerface)
と言うし、
かつてのパソコンやサーバーで使われているのは、
CUI(Command User Interface)
です。
これらを全てひっくるめたものが、UIで、もっとユーザーよりなものから、システムよりなものまで、何から何までUIなんです。
コンピュータや、システムを利用するユーザーと、ガジェットも含めたシステムとの間は全てUIだと考えてもいいかもですね。
情報アーキテクチャ
UIデザインでは、多かれ少なかれ、
情報構造を形作る能力 = 情報設計力
というのが求められます。
この情報構造のことを、
「情報アーキテクチャ」と言います。
これは、情報を見つけやすくするために、ある一定のスキーム化された情報構造のことを指します。
ソフトウェアの種類によって、様々な情報が存在しますが、これらを整えることが、エンジニアの仕事であり、
UIデザインの真骨頂と言えるようですね。
UIデザインの柔軟性に対する考え方
・設計上1つだけでいいとされるものは、本当に1つなのかを疑う。
・2つ以上存在するものは、上限無制限として扱う。(上限が無い状態)
・並び順の変更可能性を想定する。
・継ぎ足しできる余地を残す。
・その仕組みが消される可能性を考慮する。
・空の状態を想定しておく。
・作業の手戻りを許容する。
・手戻り範囲を計画的に決めておく。
良いUIデザインの条件
・コンピュータは繰り返すことが得意である。
・ソフトウェアの本質は複製されることにある。
・パターンは、ユーザーの学習の手助けをする。
・繰り返し現れる構造はパターン化して再利用を促す。
・デザインパターンを取り入れる。
・アンチパターンを避ける。
・同じ意味には同じ表現を当てる。
モデル/インタラクションテクニック/ルック&フィール
UIデザインにおいて、
情報を整理する作業が全体の6割、
インタラクション関連が3割、
見た目関連が1割、
これで見積もるのがいいようです。
あとがき
UIについて、深く学びたいと思ったら、読んでみると色々な気づきがある書籍でした。
表示だけじゃなく、アーキテクト全体の中での要素のフルーピング方法や、仕事におけるUIデザインの考え方など、
経験者の人の話が聞けるのは、非常にありがたいとも思います。
UIに関する知見は、設計者の経験スキルが非常に大きい割合を締めることを考えると、
たくさんのUI構造を知る、作る、改善するなどの作業を、よりおおく作った方がいいかとも思いました。
それらをやりながら、この書籍の知識を蓄えていくことで、いいUIが作れるようになることが合わせてわかりました。
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