
プログラム知識は、人によってさほど差がないもの。
でも、プログラム知識はあるが、ツールやアプリを作り上げられない人が結構たくさん存在する。
これって何の差なのか考えてみたところ、一つの答えにたどり着いた。
それは、同じモノを作ろうとしても、発想力が乏しければ、考えたそのものは作れても、人が評価してくれるモノを作ることは恐らく到底足りていないモノが出来上がるだろう。

一報、何を作っても、人よりも評価されるクリエータがいるが、この人は、自分が作るものの考え方が、「こうすればモノを作り上げる」というよりも「こうした方がより良いモノが作れる」という思考になっている事が多い。
実際に仕事の現場ではどういう事が起きているかというと・・・
ある要件定義があったとした時に、その要件定義に対して多くのエンジニアは、「どういう方法で作り上げるか」ということを考えるが、デキる人は「どうすれば使う人が喜んでくれるか、または便利に使ってくれるか」という事を考えるそうだ。
もちろん結果を見てみれば、使う人にとっては、使いやすい良いものを賞賛するに違いない。
何故、作り手は使用者よりも製造工程の方法を考えがちなのか?

まず大前提として考えられるのは、作る上でのゴールを重荷に考えてしまう人は、確実に作り上げることに集中し、それ以外の余分な付随物はできるだけ取り除こうと心理的に考えてしまうので、使いやすさを求めるPDCAが回せないという事ですね。
残念なことに、こうしたタイプの人は、自分の何がダメなのか気がつかない人が大多数のようです。
なので自己解決されずに、モンモンと悩んで泥沼化してしまうんですね。
いわゆる余裕が無いという人がコレに当たります。
余裕はどのようにして生まれるのか?

締め切りがストレスに感じる人は、締切が長ければストレスを感じないかと言うと、実は全然そんなことではなく、締切が存在すること自体がストレスに感じるんだそうです。
結果、こうした人は、なるべくストレスを感じないように有り得ないぐらいの長いバッファという名の「確実な工数」を掲げ、信じられないぐらい無駄な工程を着実にスケジュール通りに遂行します。
そして、長期に渡る開発の末に、出来上がった想定通りで面白くもなんとも無い成果物が、自分としては要件通りの満足を得るにも関わらず周囲からは、つまらない成果物という評価を受ける結末になるんですね。
こんな悲しい話がありますか?
こうした人達の解決方法はあるんだろうか?

デキるエンジニアになるには?という問いと同じ答えになりますが、まずは柔軟性のある発想力を身につけることです。
言うは簡単ですが、果たしてどうすれば、そのような柔軟な発想力を身につけることがデキるんでしょう?
意外と身近なところに答えはあり、人とのコミュニケーションが上手な人ほど、発想力が豊かであるという事も学者の中では常識のようです。
人とのコミュニケーションが乏しい人は、自分の考えを内に閉じ込めてしまう傾向があります。
逆にコミュニケーションが得意な人は、自分の考えを人に伝えようとします。
勘違いしてはいけないのは、人への伝え方が下手な人は、やはりコミュニケーションも下手で、考えがまとまっていないタイプが多いようです。
結局人間というのは発想力を判断するのも自分以外の他人であり、コミュニケーションも評価するのは相手であるという事を理解しなければいけません。
発想が豊富な人は、人付き合いが上手な人という結論ですね。
プログラマーは人付き合いが必要か?

よく、お宅と比較されるプログラマーは、はたして人付き合いが必要なのでしょうか?
結論から言うと「必須です」
人間の仕事も生活も何をするにおいても人付き合いが苦手な人は、全てにおいて損をします。
発想力というのは、自分の経験から生まれるものが9割以上であると考えられますが、人と話すと人の経験を吸収してしまうと言う事も言われています。
何故なら人は噂話が好きで、テレビのゴシップニュースが途絶えないのは人のリアルな経験は自分にも衝撃的な印象を与え、赤の他人であるにも関わらず、苦水を飲んだ人の気持ちになったり、感傷したり、感情を入れ込むことができます。
そんな事であっても経験したというレベルになるということは、他人と経験の共有をするということが人の成長をどれだけ早められるかが簡単にわかると思います。
Facebookで数百人クラスの友達承認を行っている人は、FBを見るだけで毎日本当に多数の経験をすることができるでしょう。
そうした人が、アイデアマンとなり、モノづくりにおいて貴重な意見を発することが可能になるワケです。
友達が少ないことを自慢する愚者

FBをやっていないこと、Twitterのアカウントすら作っていない人、ガラケーを持っていることを自慢しつつ、スマホがいかにいらないかを力説するSNSに入り込めない人、
そういう人の多くが、自己主張が強く、マイノリティな自分を自慢気に人が興味のない話を延々してしまうタイプでしょう。
もちろん、僕の周りにもたくさんいます。
自分を友達にアピールするという演じ方が未熟すぎて周囲の人がひいている事にも気がついていないことでしょう。
誰とは言わないですが、誰か忠告してあげてくださいよ。
見ているこちらがイタイタしいです。
なにはともあれ、エンジニアというクリエーターが上質な成果を出す為には、発想力gあ必要であるという事、十分にわかってもらえましたか?

僕個人としては、人とのコミュニケーションに加えて、めちゃくちゃポジティブな思考を持っているだけでクリエイティブさが割増になるという法則もあるので、
是非、自分のスキルを少しでも上げたいという人は、殻に閉じこもらずに、人の意見を聞いて飲み込み噛み砕いて自分の意見にしてみてはいかがでしょうか?
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